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zoom RSS 【若い先生・学生の方々のための勉強会 第7回】 社会科が目指す「広い視野」とは

<<   作成日時 : 2015/02/21 12:31   >>

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 社会科の教師として,朝日新聞ばかりを教材として授業を展開するような姿勢はいかがなものでしょう。
 
 「ナマの情報が大事」といって,処理されていない遺体画像を子どもに見せることは?

 政権に対する批判を中心として授業を展開することは?

 日米安保に反対の立場だといって,日本人とアメリカ人を両親に持つ子どもの考えを否定するような授業を展開することは?

 これらは,実際に存在する(存在した)社会科教師の姿です。

 こういう教師たちは,「公務員としての使命」よりも,個人としての「表現の自由」「思想の自由」を優先し,学校現場で,独断によって権利を行使しています。

 私自身も,「偏った教師」を何人か目にしてきました。
 
 「教育の使命」とは何でしょうか。

 「自由を謳歌している人間の姿」を子どもに見せることでしょうか。

 社会科の教科目標にある「広い視野に立って」には,社会科の学習が目指している多面的・多角的な見方や考え方にかかわる意味と,国際的な視野という空間的な広がりにかかわる意味の二つが含まれている,と学習指導要領解説に示されています。

 「多面的・多角的な見方や考え方」とは何でしょうか。「様々な面をもつ社会的事象を様々な角度から考察し,理解する」と説明されても,何のことかわかりません。

 ただ,「一面的な見方」「偏った考え」かどうかは,上の例を出すだけで簡単に理解できます。

 新聞の場合は,2紙を比較して,とらえ方・考え方の違いを考えさせる方法もありますし,一般的には,「相手の立場になって考える」だけで,見方が広がることもあります。

 社会科というのは,そのねらいとしていること,身につけたい力が実生活に直結している面がありますから,道徳(まもなく「道徳科」?)の目標と重なるところが少なくありません。

 ですから,今後,社会科と道徳科の連携,あるいは役割分担などが議論されることになるでしょう。

 そういう将来的な面も踏まえて,現実に戻れば,今そこにいる生徒たちに,適切な指導が行えているかどうかの問い直しは常に行っていかなければなりません。

 以下に紹介した本は,道徳の教材として活用できる内容にあふれていますが,「社会科」という枠を取り払って,
「教師として」「人間として」の「広い視野とは何か」を自らに問うきっかけにもなります。

 一部,引用させていただきます。

>僕が植物をうらやましいと感じるのは,考えなくてよいからではありません。植物は,どのような環境の中にあっても美しく咲こうとし,種を残そうとするからです。 (「植物」より)

>たとえば「自閉症を理解してください」と言われても,多くの方は戸惑われるような気がします。・・・啓発活動をしている人は,障害の理解を広めれば,誰もが暮らしやすい社会がつくれると考えています。しかし,人の心は複雑にできています。理解できたから,協力するとは限りません。正しさがいつも,世の中を動かすわけではないのです。いろいろな矛盾も含め,多くの人たちの意思でこの社会は成り立っています。
 それでも,自閉症を知ってもらうことで生きやすくなると思うのは,僕を見るみんなのまなざしが,変わってくるからです。 (「僕と自閉症」より)


跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること
イースト・プレス
2014-09-05
東田直樹

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